冬場に忍び寄る窓からの冷気、真夜中に聞こえる迷惑な騒音、そんなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
窓ガラスを通して室外からやってくる悩みのタネは、家ではなかなか対策がしにくいものばかり。
例えば冷気や騒音は二重窓にすることで解決することができますが、サッシの取り替えは大掛かりでお金も手間もかかってしまいます。もっと手軽に対策できる方法が欲しい......
そんなときに専門家がオススメするのが「遮光・遮熱のカーテンの王様」である裏地付き二重遮光カーテンなのです。
ここではカーテンメーカーの専門家による、裏地付き二重遮光カーテンの特徴とおすすめポイントをご紹介いたします。
1. 裏地付き二重遮光カーテンの特徴
D-1112 ピンク 裏地付き3級遮光カーテン
裏地付き二重遮光カーテンとは文字通り、表面(部屋側)の生地の裏側(窓側)に遮光性のある裏地を縫い付けることで遮光機能を持たせたカーテンです。
通常、遮光カーテン用の生地は横糸に黒糸を使うことで遮光性を高めており、そのため生地の表面は若干くすんだ色合いになってしまいます。
また、完全に光を遮断する完全遮光カーテンで使われているアクリルコーティング生地やボンディング生地などでは、加工の種類により違いがありますが一般的に多少のごわつきがあります。
一方で、裏地付き二重遮光カーテンでは表面生地に遮光機能を持たせていないため、黒糸を使う必要がありません。
発色の良い生地やデザインをそのまま活かした遮光カーテンにできることが特徴です。
更に裏面も生地に加工するのではなく、遮光用の裏生地を別途縫いつけるため、カーテン表生地の柔らかさ・風合いを損なうことなく遮光カーテンとして仕上げることができます。
裏地付き二重遮光カーテンの特徴
遮光カーテンでありながら…
●発色の良い生地やデザインをそのまま活かすことができる!
●生地表面の柔らかさ・風合いを損なわない!

これによって、手触りに特徴のある生地や織柄のある生地、特殊な糸を使った生地などでも遮光カーテンにすることができます。
裏面にアクリルコーティングを施す場合、稀にコーティングのもつビニールのような臭いが気になるという方もいらっしゃいますが、そのような方にもおすすめです。
ただし、通常の裏地付き二重遮光カーテンは表の生地のドレープや風合いを生かすため、黒糸で作られた軽い遮光裏地を使っています。
そのため裏地付き二重遮光カーテンは 3 級遮光程度の遮光性であることが多く、その点ではコーティング加工による遮光カーテンに劣ります。
しっかり遮光したい場合には、後述する「完全遮光用裏地オプション」をご利用ください。
表地と裏地の二重構造にすることで、自由度の高い遮光
カーテンを楽しむことができるのが、
裏地付き二重遮光カーテンのメリット
2.優れた機能性を持つ裏地付き二重遮光カーテン
▼詳しい商品情報はこちらD-301 ブルー 裏地付き3級遮光カーテン
さて、裏地付き二重遮光カーテンがデザイン性に優れた特徴をもつ遮光カーテンであることをご紹介いたしました。
じゃあ「遮光・遮熱のカーテンの王様」ってどういうこと?
と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
裏地付き二重遮光カーテンが遮光性だけでなく、遮熱性や遮音性、保温性にも優れている秘密は、この表地と裏地の二重構造にあります。カーテン生地を二枚使う二重縫製を行うことで、表地と裏地の生地の間に空気層が生まれます。
空気は金属や布地のような固体よりも温度や振動などが伝わりにくいという性質を持っており、これが窓から伝わってくる外気温や音の振動をせき止めてくれるのです。冬の寒い時期に肌着を一枚増やすだけで、随分暖かくなったように感じた経験がある 方もいらっしゃるはず。これも肌着との間に空気層が一層増えたことで、遮熱性がアップしたことが暖かさの要因になっています。裏地付き二重遮光カーテンはちょうどそのような状態と似ているのです。



これらの保温性や遮音性は測定の数値にも違いが表れますが、実際に部屋に裏地付き二重遮光カーテンをかけてみると数値以上に体感の差を実感します。
このような遮熱効果により、冬は暖かく、夏は涼しく感じることができるのです。冷暖房効率がアップし過剰に空調の設定温度を上げ下げする必要がないため、裏地付き二重遮光カーテンは電気代の節約や ECO にもつながる家計にも地球にも優しい遮光カーテンといえます。
裏地付き二重遮光カーテンは、
表地と裏地の間にできた空気層によって優れた遮熱性や遮音性、保温性をもっている高機能遮光カーテン
2-1.おすすめ裏地付き二重遮光カーテン

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6色から選べる裏地付き二重遮光カーテン
6 色から選べるデニムのような風合いの無地遮光カーテン。素材はポリエステルなので安心してお洗濯ができます。レトロ&ヴィンテージなインテリアスタイルからナチュラルな雰囲気まで色によって様々なお部屋にコーディネイトできます。オプションの 1級遮光裏地で素材感のある完全遮光カーテンにすることもできます。

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遮光裏地付きジャガード織二重カーテン
高級オーダーカーテンに使用されるジャガード織りの生地を贅沢に使用した、ハイクラスのカーテン生地。上質インテリアにふさわしい優しい色合いに美しい立体感のふくれ織りが高級感を与えています。遮光裏地を縫い付けることで遮光性・遮熱性・保温性に優れたカーテンに仕上がっています。
なお、冬場の冷気対策として裏地付き二重遮光カーテンを使用する場合は、カーテンサイズを測る際に丈をすこし長めにすると良いでしょう。
冷たい空気は重いため下へ下へと流れやすく、窓からの冷気は遮光カーテンと床との隙間から部屋の中に進入しやすくなります。そのため、なるべく隙間を作らないようにカーテンを長めにしておくと冷気が室内に入り込みにくくなります。
実際、雪がよく降る北の地域からのご注文は、このように長めにご注文で、カーテンが床につく長さでご注文される方もいらっしゃいます。
※カーテンの裾が床につく場合は床のほこりが付着したり生地が傷んだりするデメリットもあります。
同様にカーテンの合わせ目やカーテンレールの上など、隙間があると空気の移動が起こりやすくなり、十分な遮熱効果が得られないことがあります。カーテンボックスやリターン縫製などを行うことで、これらの隙間をなくすとともに遮光・遮熱効果もアップさせることができます。ぜひご検討ください。
3.「完全遮光用裏生地オプション」について
さて、ここまで裏地付き二重遮光カーテンの特徴と機能性をご紹介いたしました。
しかしながら、裏地付き二重遮光カーテンのデメリットとして、表面のドレープを邪魔しないように軽い遮光裏地を使っているため、3 級遮光程度の遮光性しかないことが挙げられます。
裏地付き二重遮光カーテンを使いたいけれど、しっかりと遮光をしたい......
そんな方に専門家がオススメするのが「完全遮光用裏生地オプション」です。
これはアクリルコーティング加工を行った薄手の遮光生地を、裏地として縫い付けるものです。
アクリルコーティング加工による完全遮光と、表面の風合いを活かしたデザイン性、また二重構造による高機能性といった「良いとこ取り」ができてしまう遮光カーテンとなります。
※ただし、通常の裏地付き二重遮光カーテンと比較すると裏地のゴワゴワ感が出てしまいますので、その点はご注意ください。
裏地を縫いつける加工であるため、非遮光カーテンであっても高機能な完全遮光裏地付き二重遮光カーテンにすることができます。ご検討の方は「完全遮光用裏生地」の風合いをお確かめいただきたいので、ぜひ生地サンプルをご請求ください!
関連リンク:完全遮光用裏生地オプションについて
いかがでしたでしょうか。
裏地付き二重遮光カーテンは表生地と裏生地の二重構造にすることで、「生地の風合いを活かせる見た目の良さ」と、高機能生地(アクリルコーティング等)と比較しても遜色がない「遮光・遮熱・保温といった機能性」を両立しています。
これが「遮光・遮熱のカーテンの王様」と呼ばれ、裏地付き二重遮光カーテンが支持される理由なのです。
暑さや寒さ、騒音などの問題にお悩みの方も、そうでない方も、ぜひ裏地付き二重遮光カーテンをお試しください!